構築するもの
本カタログで最も規模の大きいパッケージです。事業の記録を集約する基盤を構築し、日次の入力とそこからの報告書作成を、その基盤に寄せます。
画面構成は概ね次のとおりです。
- ホーム — 当日のタスク、承認待ち、直近の数値
- 投函 — スマートフォンからメモ・写真・数値を即時登録(整理は後工程でAIが行います)
- 台帳 — 顧客・売上・在庫・経費を定型で蓄積
- 報告 — 蓄積した記録から、日報・月報・実績報告の下書きを生成
構成は管理項目に合わせて個別に組みます。既製パッケージに業務を合わせるのではなく、現在お使いのノートとExcelの構造をそのまま画面化する方向です。
費用構造について
業界の公開情報では、顧客管理システムはクラウド型サービスの導入で3〜20万円、既存ツールの自社向けカスタマイズで50〜300万円、スクラッチ開発では200万円以上が目安とされています。業務システムのスクラッチ開発は300万円以上とされます。
本パッケージはスクラッチ開発と同等の柔軟性を、汎用パッケージの再利用によって実現するものです。ただし**構築後の継続的な保守を当方が請け負う契約ではありません。**改修が必要になった場合は、社内のAIエージェントで対応いただくか、月額顧問プランでお受けします。
何が変わるか
1. 転記が消えます。 現場で記録し、事務所でExcelに転記し、月末に報告書へ再度転記する——この工程がなくなります。一度の入力が以降すべてに反映されます。
2. 報告書作成が「作成」から「修正」に変わります。 補助金・委託事業の実績報告、金融機関提出資料。ゼロから作成する場合と下書きを修正する場合では所要時間が大きく異なります。記録から生成されるため数値の齟齬も発生しません。
3. 現況が経営者以外にも可視化されます。 記憶に依存していた情報が画面になるため、後継者・従業員への引き継ぎが可能になります。金融機関や補助金担当者への説明も画面提示で済みます。
削減効果は現行の記録方法によって大きく異なります。ご相談の際に直近1か月の手作業を洗い出したうえで見積もります。 この工程を省略して所要時間の削減幅を提示することはしません。
進め方について
工程の内訳は上の表のとおりです。最も時間をいただくのは現行の記録方法の棚卸しで、Excel・ノート・レシート・担当者の記憶に散らばっているものを一度並べる作業です。構築より前のこの工程が本体だと考えてください。
画面化する範囲は絞ります。全項目を載せると使われません。日次で触るものから作ります。
稼働1か月後の調整を標準時間に含めています。 運用してみて判明する要件は必ず出るためです。
当方での運用実績
Code for Nagato の運営はこの画面上で稼働しています。外出先からスマートフォンでメモと写真を登録し、AIがそれを日報・週報・月次報告の下書きに変換、経営者は承認または差し戻しのみを判断する構成です。長門市へ提出する月報もこの記録から生成しています。
ご確認いただきたい前提
- 本パッケージのみ、事前の打ち合わせが必須です。 管理項目が定まらないと構築できないため、まず個別相談(初回1時間)からお願いしています。
- Claudeの有料プランのご契約が必要です。 下書き生成をAIが担うためです。
- 導入によって経営が改善するものではありません。 可視化されるだけです。可視化された結果への意思決定は御社の業務のままです。ここを混ぜてご提案することはしません。
- 既存の会計ソフト・POSがある場合は、置き換えではなく連携をご提案することが多くなります。連携できない製品もあるため、事前に確認します。