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事務仕事をAIの部門に渡す — うちで動かしている運営の仕組み「hitori-os」を、この秋公開します

2026年9月2日

研究開発AI活用

一人で店や事務所をやっていると、本業以外の仕事が時間を食います。お知らせを書く。報告書を出す。メールに返事をする。予定を管理する。帳簿をつける。どれも売上を生まないのに、止めると事業が止まります。

その部分を、AIの「部門」に渡す仕組みを作りました。2026年7月から、Code for Nagatoの運営そのものをこれで回しています。同じものを誰でも使える形にして公開する準備を進めています。名前は hitori-os です。

会社の形をAIに持たせる

会社と同じように、秘書室・広報・経理といった部門を置きます。中身は人ではなくAIです。それぞれに「何をする部門か」「何をしないか」「迷ったらどう動くか」を書いた文書を1枚ずつ持たせます。

その上に司令塔役のAIを置きます。司令塔は毎日、どの部門を動かすかを決め、仕事を割り振り、上がってきたものを検品します。うちでは13の部門が並んでいます。

人がやることは2つです。承認することと、質問に答えること。どちらもスマホで開いて30秒で終わる形に集めてあります。

外に出るものは、AIが勝手に実行しません。メールの送信、SNSへの投稿、サイトの公開。全部、人が承認するまで待ちの列に並びます。ここは性能の話ではなく、最初に決めておくルールの話です。

いま何が動いているか

13の部門を3つに分けて紹介します。まず、外へ向かう仕事をする部門。

次に、この仕組み自身に手を入れる部門。

そして、暮らしを見る部門。

仕組みの図解はひとり会社の裏側に、AIの「部門」たちがいますに置いています。

AIも、人と同じようにウッカリします

手順を決めて回していても、AIは間違えます。読んだつもりで読んでいない。確かめたつもりで確かめていない。人と同じ種類の抜けです。

なので、起きたことを「次から気をつける」で終わらせません。教訓として書き溜め、機械が毎回見る検査に変えます。いまは17本の検査が回っていて、決めたことを破ったまま先へ進もうとすると止まります。気をつけるという約束は守れたか誰にも分かりませんが、検査は毎回同じ厳しさで見ます。

拾うのは失敗だけではありません。使う人の癖や好みも拾います。

うちの場合はこうです。報告は文章で説明するより先に、動く画面かスクリーンショットを見せてから聞く。私宛ての文章はくだけた温度で、ただし長さと並びは毎回同じに。思いつきを口にしたら、温度感が固まるのを待たずに叩き台を作ってくる。承認と差戻しはスマホから一言で済む形にして、判断カードは6項目まで。毎日の記録は、うまくいったことから書き始める。市役所に出す週報は、私が提出直前に直した箇所から逆算して、どの欄に何を書くかが決まっています。

どれも、どこかに書いてあった正解ではありません。私が一度言ったこと、直したこと、嫌がったことが、やりとりのたびに1つずつ規則になり、次の日から効きます。

必要なもの

パソコン1台と、AIエージェント「Claude Code」を動かせるClaudeの有料プラン。それだけです。プログラミングはできなくて構いません。日本語で書いた文書が、そのまま部門のルールになります。

いつ、どう出すか

2026年の秋に公開します。オープンソースで、ライセンスはMITにする予定です。無料で使えて、自由に書き換えられます。

出すのは型のほうです。ルールの雛形、司令塔の回し方、部門の雛形、記録と教訓のため方、承認の待ち行列、それらが守られているかを見る検査。うちの台帳やお客さまの情報は入りません。公開したあとも、自分の事業ではこの公開版を使い続けます。使わない道具はすぐ古くなるからです。

ただ、無料で手に入ることと使いこなせることは別です。「入れ方が分からない」「置いてはみたが動かせていない」という方には、運営OS導入支援をご用意しています。設置から、ご自身の事業に合わせた部門の組み替えまでお引き受けします。動き始めてからの「この部門にこれも任せたい」「ここで止まる」といった相談は、月額顧問プランで裏方として続けて支えます。

「うちの事務だと、どこを渡せるんだろう」という段階のご相談を歓迎します。もくもく会(なんでも質問会)に実物を持っていきますので、開催日は講座スケジュールでご確認ください。LINE公式アカウントからでもお気軽にどうぞ。

Code for Nagatoのプロダクト・講座について

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